数理科学フォーラムの趣旨
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本フォーラムは,毎回,数理科学の最前線の一端を 平易なことばで紹介します. 学部生・大学院生・研究者および 大学院進学に興味を持つ皆様の多数参加を歓迎します. |
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日時 : |
平成18年7月26日(水) 14:30 開場 〜 17:25 |
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会場 : |
東京工業大学大岡山キャンパス情報理工学研究科大会議室
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参加費 : |
無料 |
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主催 : |
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問い合わせ先 : |
ランダム学グループ事務局 |
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プログラム : |
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14:55-15:00
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主催者挨拶 |
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15:00-16:00 |
岡田 真人(東京大学大学院新領域創成科学研究科教授) |
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『確率的情報処理でサルの世界観をみる』 |
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概要:我々は,外界を階層的に理解する傾向がある.人との新たな出会いがあったとき,我々は必ず「あっ,この人はあの人に似ている.でもこの部分はこの人かなぁ」と思いをめぐらせている.このように我々の心の中には人の性格のプロトタイプが存在し,それらのプロトタイプは階層的に記憶されているように思える.内省的に考えると,階層的な世界観が我々の心に埋め込まれているような気がする. この問いに答える第一歩として本講演では,サルの側頭葉のニューロン集団の発火パターン時間変化を,混合正規分布で解析した結果を述べる.正規分布の数の決定に,変分ベイズ法を用いた.解析から,入力画像セットに含まれる階層構造が,ニューロン集団の発火パターンの時間変化に埋め込まれているということがわかった.さらに,この神経メカニズムを連想記憶モデルにもとづきモデル化する. |
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16:20-17:20 |
津田 一郎(北海道大学電子科学研究所教授) |
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『エピソード記憶の数学モデルについて』 |
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概要:海馬という脳の一部の障害によって,新しい記憶,特に新しいエピソードに関する記憶ができない人の臨床例が知られている.1950年代のこの症例の発見以来,海馬CA3の連想記憶回路がエピソード記憶形成に重要だという理論的な指摘がある.特に,連想回路にもとづく記憶モデルはD. Marrの1969年の論文以来,それにもとづく多くの研究がなされてきた.しかしながら,筆者らは,Marrらが仮定した連想記憶回路は時系列情報の生成には十分ではなく,その回路に抑制性回路が作用することではじめて時系列情報が符号化の対象になることを示した. このような背景のもとに,ここでは海馬と中隔の相互作用の神経回路によるエピソード記憶の数学モデルを提案する.海馬CA3の連想記憶回路に抑制回路が加わり,その抑制回路の開閉のリズム(Θリズム)に応じて,海馬CA3が遍歴ダイナミックスになったりアトラクターダイナミックスになったりを繰り返すことを示す.この活動が海馬CA1に入力することで,CA3の時系列情報がCA1の状態空間に形成されたカントール集合上に履歴と対応した空間階層を伴って符号化され得ることを示す. 講演では,モデルの詳細と,これをエピソード記憶形成と結びつけるために必要な時間の縮約についての仮説を述べ,議論の材料としたい. |
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17:20-17:25 |
おわりの挨拶 |